いざという時ご焼香の仕方に悩んだら
2017年04月07日
葬儀が初めての方などはご焼香のやり方がよくわからないものですね。前の人のやり方を見てマネする方法もありますが、回数や動作などが宗派ごとに違います。自分の宗派の作法や回数を押さえておくといざという時に安心ですね。
そもそも死者や仏に対してお香を焚いて拝むことを指します。これは供養のひとつを意味します。やり方は細かい部分は違いますが、基本的な部分は同じです。流れとしては、1人ずつ行います。まずは自分の順番が来たら席を立ち、台の前まで移動します。
遺族に一礼し、台にさらに一歩近づき、遺影に向かって一礼をします。宗派ごとに定められた回数だけ焼香を行い、合掌して一礼します。遺族に一礼し、自分の席へ戻ります。順番は故人との関係が深い人から順に行っていきますので、最初は喪主から始まります。席次も故人との関係に基づいているので、基本的には席の順番通りに行います。ご焼香のやり方は、抹香のつまみ方は右手の親指、人差し指、中指の3本の指でつまむようにします。抹香を香炉にくべる回数ですが、これは1?3回など宗派ごとに異なります。なお、参列者が多い場合は時間短縮のため1回で済ませることも多いようです。また、抹香を摘んだ右手を香炉に移す前に額の前まであげることを押しいただくといいますが、その回数も宗派によりけりです。葬儀、葬式では故人の宗派ではなく、自分の宗派の作法に従います。また特別に作法が定められていない宗教もありますので、自分の宗教を知ることから始めましょう。